ベテラン禁煙家が語る。禁煙しているときに色々と思うこと
喫煙歴8年の私ですが、1ヶ月前に禁煙を始めました。
たぶんこの禁煙も近いうちに失敗するでしょう。
なんせ私は過去に十数回、禁煙を試みては失敗してますから。
じゃあなぜ禁煙するのか?
毎回私が禁煙する動機は同じです。タバコに飽きる。タバコに払うお金がもったいないなーと感じる。タバコを吸ってる時間がもったいないと感じる。→とりあえずやめる。
なぜ禁煙に失敗するのか
禁煙ってなんか一生やめなきゃいけないみたいな雰囲気なのでできなかったら失敗と言っていますね。当たり前ですね。
ですが私のなかでは禁煙はとりあえずやめる、大学でいったら休学みたいなもんで一生やめるとかだいそれたことではないんです。なにを言ってるのかわかりませんよね。
嫌いになったわけではないんです。ちょっと頭を冷やすというか、冷静になる時間をください的な、こうなってくると意味がよくわかんないんですが。もうこれ以上、意味わかんないことを意味わかんなくするのやめて!ってなって心臓発作が起きそうになってきたのでやめときます。
つまり失敗する前提で禁煙するのです。えっへん。
それで1ヶ月か2ヶ月、早くて2週間ぐらいで失敗します。なんだそれ。
それで何回か禁煙していて思うことがあります。
タバコがいなくなる
タバコがいなくなるとはどういうことか。タバコのことをまったく意識しなくなるということです。
タバコを吸いたくなる瞬間というのがありまして、朝起きたときだとか、ご飯食べたあとだとか、会社の休憩中だとかさまざまです。
まだ禁煙を始めたてだとこの瞬間にタバコの存在が悪魔がささやくかのごとくちらつきまくるのです。
この感じが禁煙に慣れてくるとなくなってきて、ついには覚醒しますとタバコのことすら考えなくなってくるのです。
結局、予想だにしないところで会ってしまう
会ってしまうというのはつまり、タバコのことを意識してしまうということです。
日本で付き合っていた女性にニューヨークで夢を追いかけるため別れを告げる。しかしニューヨークで働き始めて7年、その女性のことを忘れていた矢先、いきつけのバーで偶然ばったり、みたいな感じ。
特に意識してしまうときが映画でタバコを吸うシーンがでてきた時です。さらにその観ている映画がつまらないとなおさらタバコを吸いたくなってしまいます。
なので禁煙しているときは、洋画や不良が出てくる映画は避けましょう。避けた末に選んだ映画にタバコを吸うシーンが出てきたら絶望しかないです。
あとはタバコを吸う友人に偶然出くわして喫茶店にいったときですね。このときは「禁煙してる」とは言えず、「今切らしてるんだ、一本くれよ」と心の弱さが全開になる瞬間でもあります。
それに飲み会で居酒屋にいったときにタバコのキャンペーンガールが無料で新発売のタバコをくばりに来たりする際、喫煙者の方いますか?と聞くのですが、無意識に手が上がってしまい、見事、禁煙失敗と相成ります。
しけもくが気になってきたら失敗のサイン
他人のしけもく、コンビニの灰皿のしけもく、道端に落ちてるしけもく等が気になりだしたら失敗一歩手前です。アウトです。
しけもくを試しに吸ってしまった場合、我慢の限界なのでさっさとコンビニに直行しタバコ買いましょう。そして自分の心の弱さに涙しましょう。
ルールが変わる
他にも禁煙は結局のところ無理だから吸う量を減らそうと1日一本だけという決まりが1週間後には1日一箱以内といういつも吸う量と変わらない謎のルールになったり。
灰皿があるから気になるんだと、灰皿を捨てたものの、ビレバンやお洒落なアンティークショップのお洒落な灰皿をみた途端、お洒落ならなんでも許されると意味不明な理屈が採用されタバコとセットで買ってしまったり。
おわりに
何度も失敗していると、成功しようという意識を消えうせ、次はどんな形で失敗するのかわくわくしながら待ち望んでいたりします。